音楽好きな友の会機関誌「Mマガジン」創刊からデザインを担当している神山曻が、口ずさんでいた元歌を塚田親一編集長に相談。なんとビッグバンドアレンジャーの伊津野忠里先生に採譜をお願いした。ヴォーカルを「くじら座」の牧野憲人に依頼。快く引き受けていただき、彼が歌う前提での楽曲として神山の親友ジャズピアニストの西郷正昭に、編曲と演奏をお願いした。さらに作詞と作曲も練り直し、共同作品となった。
もともとこの楽曲はミュージックビデオの動画制作が目的であったが新型コロナ感染の波にはばまれ、予定していた静岡浜松での撮影が延期となってしまった。
牧野憲人はもともとシンガーソングライターで他者の作詞作曲は初体験。本人も新しいチャレンジと歌い込んだ。ぜひ聞いていただきたい。
〜〜 鏡 の 街 〜〜
作詞・作曲=神山曻&西郷正昭
歌=牧野憲人
1
あいまいな言葉を残し 別れた雨の朝
雲の切れ目探すように 当てもなくさまよう
濡れた砂に足を取られ 誰もいない材木座
何かを叫んでみても どこにも届かない
それでも生き続ける 日々の辛さは
近くて遠いあなたも同じか
どれだけ愛を語り どれだけ夢見ても
変われない すれ違い すべてが裏返し
どれだけ夢を語り どれだけ愛しても
戻れない 戻らない 鏡の街だから
2
夜の帳すでに下りて 冬の白いクレマチス
うっすらと涙に濡れて 道端で震えてた
それでも明日を待つ 夜の長さは
近くて遠いあなたも同じか
どれだけ愛を語り どれだけ夢見ても
変われない すれ違い すべてが裏返し
どれだけ夢がやぶれ どれだけ辛くても
生きてゆけ 生きてゆく いのちのある限り
生きてゆけ 生きてゆく いのちのある限り